校歌A Song For Kwanseiの第一声を聴いても更にビックリ。昔と比べて,テノールが頭声を良く響かせて前に出てくる。対照的に,ベースは掘った太い声ではなく,軽めに全体を支えている。感覚的に言えば,昔のハーモニーはピラミッド型(三角形)で,現在はビル型(四角形)。太く強いベースの上に各パートを載せていく昔のハーモニーに対して,今は各パートが対等に音を鳴らしている。トップのピッチが高く取られているのに合わせて,ベースのピッチも高め(昔のピッチは低かった,ということではない)。ビブラートもなくして,音を正確に合わせることに注力している感じ。このあたりが,今風のハーモニーの鳴らし方なのだろう。
日本における男声合唱史の研究
Study on male chorus history in Japan
主として明治期から1980年頃までの,日本の男声合唱について資料調査したことを中心にアップしていく予定です。いわば,私家版の「日本男声合唱史」を作る試みです。
タイトルは思い切り気張ってみました(笑)。
2024年4月15日から「無料プラン」の仕様が変わるため,構成を組み替えました。
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