2014.10.19 15:00正高信男「音楽を愛でるサル」 2014-10-20 「ケータイを持ったサル」という快著を表した著者による,音楽論。私が特に面白いと思ったのは「オペラ座のサル」の章。テナガザルは雄と雌がつがいとなり,なわばりを主張する時にデュエットで「歌う」。そのときの歌い方を調べたところ,なんとベル・カント唱法(本の中ではソプラノ唱法と書かれている)で歌っていた事が分かった,というもの。ベル・カント唱法とは,イタリア語で「美し...